Apr25 湯呑の削り
準備
- 作陶後、乾かす。感想は上から先に乾く。普通に置くと湯呑の口が先に乾き、底は柔らかいまま。
- 乾燥の途中に逆さまにする。その際、スムーズに粘土が縮むように新聞紙を敷くこと
- 削りの頃合は、「触って変形しないかつ爪痕がつく」こと
- 粘土を削る道具は、硬い順にカンナ、かきべら(太)、かきべら(細)、ゆみ
- これらを粘土の硬さにより使い分ける
- カンナを固定して
- やすりを押す方向に動かす。引く方向には当てない
- やすりは鉄工平やすり
湿台を使った削り
- 素焼き部分を30分くらい水に浸してから、頭部に粘土をつける
- 作陶時に用意しておくと、作品と湿台頭部の乾き具合が同じ
- 湿台をロクロ面に固定する
- ロクロ面に粘土を置き、水で濡らした湿台を押しつけ
- さらに粘土を巻いて固定する
- しっかり中心に置く
- しばらく置くと接着が強くなる
- 湿台頭部の粘土を削る
- 1対象物のサイズに合わせる
- 2芯を出す
- 左手で中心を押さえる
- 右手で固定するだけでなく,
左手の指も添えて、半径を固定する
- たびたび、湿台から湯呑を外して厚さと形をチェックする
ロクロ面に直接置いて削る
- ひも状の粘土を輪にしてロクロ面に置く
- 平らにして、同心円を描く
- 湯呑を中心に置く
- 湯呑の周囲4か所に粘土を置き固定する
- 左手で中心を押さえながら削る
- 以下、湿台のときと同様
- この方法は簡単だが、削り具合を見る度に中心がずれる。湯呑の飲み口が傷むの欠点がある